基本的に仕事を任せてくれます。スタッフみんな「一人親方」なんです。普通は、例えば売れる車があったら社長に相談して、値段を決めてもらって・・・となるんですけど、僕らは自分たちで自由にさせてもらっています。会社の雰囲気は、楽しいと思いますよ。
傍から見ると、ごはんとか食べにいったら、すごく盛り上がってるようなイメージありますよね？

ありますねー。

実際はほとんどしゃべらないですよ(笑)
別に怒ってるとかではなくて、気も遣わなくていいから、もうちょっとした家族みたいな感じです。

売り方だと思います。並べた在庫の中から見て選んでという形じゃないので。ほぼ紹介で、なにもないところに「車が欲しい」と来てくださいます。MAXを気に入ってくれたお客さんから紹介された人は、その時点で、ある程度信用してくれているので、そこからは、僕たちがそのお客さんと信頼関係を築いていく。店の雰囲気が良いのも大きな要因だと思います。お客さんも楽な感じで過ごしてもらえているし、僕たちもお客さんを「楽しませたい！」と思って仕事をしています。その結果、洗車に寄ってくれたり、ヒマだから来たって言ってもらえるので、嬉しいですね。

酒井社長とは、小学校以来の幼馴染で、社会に出てからもずっと付き合いがありました。転職を考えていた頃、社長から「新たに始めたい事業があるんだけど、やってみないか？」と話をもらって入社しました。その日から幼なじみの『こうちゃん』ではなく『社長』と呼んでいます。
友達10人くらいで集まった時も、他の仲間からは「今くらい“こうちゃん”って呼べばいいのに。」って言われるんですけどね(笑)。社長って呼んでます。切替えとか苦手なので。
社長も、僕の性格知ってるんで、プライベートで社長と呼んでもなにも言わないですね。
「こいつ、ややこしくなるんだろうな・・・」って分かってるんだと思います。

お客さんの車が入ってきたら気づいた人がいち早く「○○さま来られたよ!!」とLINEで知らせるんです。誰が一番に気付いて知らせられるかの競争ですね(笑)
お客様の名前が、みんなで共有できると、担当者でなくても「今から来られるお客さんは〇〇さんだな」って分かるじゃないですか。そうすればスタッフ全員が「○○さん。」とお呼びすることができる。
新しいことをどんどんやっていこうとするので、もちろん失敗もあります。決めごとが多くなりすぎてやらなくなった事例もいくつもありますが、みんなが「これはいい!!」と思ったことはずっと続いていますね。この『LINE』で情報共有も、社長から言われた訳ではなく、終礼の時に「今日○○さん来られた？」「〇〇さんが分かる？」という話になり、“お客さんの顔とお名前はみんなが覚えた方がいいよね”“お客さんも名呼ばれると喜ばれるよね “というみんなの想いから実践しています。